tmuxとは
ターミナルをカスタマイズできるツール
画面を分割してそれぞれにshellを起動させたり、タブを作ったりできる。
また、
- となりの分割した隣のshellに移動したり
- そのshellを一時的に全画面にしたり
- 分割する大きさの比率を変えたり
- 隣のタブに移動したり
といったことが全部キーボードのショートカットだけで操作できる。
最初はギーク感がすごくてハードル高かったけど、使い始めてみたらハマりました。
基本的にvimでコーディングするときに使ってますが、
やっぱりシェルとエディタを同じ画面上で、しかもワンタッチで移動できるというのがすごく便利。
(追記) tmuxのメリット
書き忘れたけど、tmuxはsshで作業する人に非常に便利。
tmuxはローカルのtmuxサーバーでshellのプロセスを管理してる。
なので、
リモートからsshで作業するときに、tmuxのセッションの中で作業しておけば、sshの接続が切れても、繋ぎなおしてtmuxのセッションを開けばまた作業していた画面に戻れる。
あと、どんなクライアントからsshで繋いでもtmuxに入ってさえしまえば、ローカルのターミナルと同じデザイン、ショートカットを使えるというのもいい。
キーバインド
tmuxを操作するためのショートカットキーは、自分でコンフィグをいじって色々設定できます。
このコンフィグは色んな人が、使いやすくカスタマイズしたものを公開してくれています。
で、自分のコンフィグは以下。
~/.tmux.conf
unbind C-b
set -g prefix C-f
bind-key C-f last-window
bind-key e send-prefix
set -g status-position bottom
set -g status-bg colour234
set -g status-fg colour137
set -g status-attr dim
set -g status-left ''
set -g status-right '#[fg=colour233,bg=colour241,bold] %d/%m #[fg=colour233,bg=colour245,bold] %H:%M:%S '
set -g status-right-length 50
set -g status-left-length 20
setw -g window-status-current-fg colour81
setw -g window-status-current-bg colour238
setw -g window-status-current-attr bold
setw -g window-status-current-format ' #I#[fg=colour250]:#[fg=colour255]#W#[fg=colour50]#F '
setw -g window-status-fg colour138
setw -g window-status-bg colour235
setw -g window-status-attr none
setw -g window-status-format ' #I#[fg=colour237]:#[fg=colour250]#W#[fg=colour244]#F '
setw -g window-status-bell-attr bold
setw -g window-status-bell-fg colour255
setw -g window-status-bell-bg colour1
# 新しいWindowを開く場合
bind c new-window -a -c '#{pane_current_path}' \; source-file ~/tmux/config/tmux.neww
# 現在のPaneを水平分割してWindowを開く
bind | split-window -h -c '#{pane_current_path}'
# 現在のPaneを垂直分割してWindowを開く
bind
- split-window -v -c '#{pane_current_path}'
set -sg escape-time 1
# Vimのキーバインドでペインを移動する
bind h select-pane -L
bind j select-pane -D
bind k select-pane -U
bind l select-pane -R
bind -r C-h select-window -t :-
bind -r C-l select-window -t :+
# # Vimのキーバインドでペインをリサイズする
bind -r H resize-pane -L 5
bind -r J resize-pane -D 5
bind -r K resize-pane -U 5
bind -r L resize-pane -R 5
使い方
############コマンドライン指定############
# 新規セッション開始
tmux
# 名前をつけて新規セッション開始
tmux new -s <セッション名>
# セッションの一覧表示
tmux ls
# 接続クライアントの一覧表示
tmux lsc
# セッションを再開 ※-t <対象セッション名>でセッション名の指定も可能
tmux a
# セッションを終了 ※-t <対象セッション名>でセッション名の指定も可能
tmux kill-session
# tmux全体を終了
tmux kill-server
# その他コマンドを実行
tmux [command [flags]]
##########キー操作##########
###基本
? キーバインド一覧
: コマンドプロンプト
show-options -g や show-window-options -g 入力で設定一覧を表示
-gはグローバル指定(デフォルト)の意、個別に設定された値は-g無しで確認する
###セッション操作
s セッションの一覧選択
d セッションから離脱(デタッチ)
$ セッションの名前変更
ctrl+Z tmuxを一時中断 ※fgで復帰
###ウィンドウ操作
c 新規ウインドウ作成
w ウインドウの一覧選択
0-9 指定番号のウインドウへ移動
& ウインドウの破棄
n 次のウインドウへ移動
p 前のウインドウへ移動
l 以前のウインドウへ移動
' 入力番号のウインドウへ移動
. 入力番号にウインドウ番号を変更
, ウインドウの名前変更
f ウインドウの検索
###ペイン操作
% 左右にペイン分割
" 上下にペイン分割
q ペイン番号を表示
カーソル 指定方向のペインへ移動 ※連続押しでプレフィックス継続
Shift-vimのカーソル移動 ペインのサイズを変更 ※連続押しでプレフィックス継続
! ペインを解除してウインドウ化
x ペインの破棄
o ペインを順に移動
; 以前のペインへ移動
z 現在のペインを最大化/復帰
スペース レイアウトを変更
Alt-1-5 レイウトを変更
{ ペインの入れ替え(前方向)
} ペインの入れ替え(後方向)
ctrl+o ペインの入れ替え(全体)
t ペインに時計を表示
###コピーモード
[ コピーモードの開始(カーソルキーで自由に移動)
スペース コピー開始位置決定(viモード)
エンター コピー終了位置決定(viモード)
] コピーした内容を貼り付け
※ viモードで無い場合は、設定ファイルに set-window-option -g mode-keys vi を追加
###その他
] スクロールモード
tmux a -d アタッチ時に画面サイズを合わせる(smaller client時)
基本的な使い方として、prefixキーのあとに続けて文字を打つことでコマンドを実行できます。
自分はprefixキーはctrl + f
に設定してます。
macのキーボードだと、左手の小指と人差し指で押しやすい。
例えば、
新規ウィンドウは、ctrl + f
を押した後にc
右のウィンドウに移動は、ctrl + f
を押した後にn
気に入ってるキーバインドは、
h, j, k, l
キーでvimと同じようにペイン移動できること。
あとは、
|
(パイプ)でペインを縦分割、-
(ハイフン)で横分割できることとか。